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エンゼル110番

ママたちの育児スタート−産後に望む支援サービス−〜100人のママに聞きました〜

2003年7月「次世代育成支援対策推進法」が成立し、各自治体の子育て支援策や企業での仕事と子育ての両立支援策が促進されます。現在も各自治体では保健センターによる新生児訪問などを行なっていますが、今後はさらにサービスの増強が求められます。「エンゼル110番」には退院直後から育児に戸惑うママたちの相談が少なくありません。赤ちゃんとの生活をスタートするこの時期をうまく乗り越えられるかどうかがその後の育児のあり方を大きく左右するとも言われます。そこで今回はママたちが出産後1ヵ月間の新生児期の育児をどのように始めたかを聞きました。また、支援サービスの利用経験や今後求められるサービスについてもリサーチしました。

出産後は「妻の実家」で過ごす人が7割。「自宅派」は2割に

出産直後の1ヵ月間は産後の体の回復も十分でない上に育児をスタートする大変な時期です。そこでまず2年以内にママになった人たちがどこで出産後の1ヵ月を過ごしたかを聞いてみました。すると産後を「妻の実家」で過ごした人が7割にのぼるという結果が出ました(図表1-1)。
さらに「夫の実家」で過ごした4人と、両親と同居している5人を加えると全体の8割が親の所で産後を過ごしています。その一方で産後を新しい家族と「自宅」で過ごした人は全体の2割にとどまっています。里帰りの期間は「1ヵ月以内」と「1ヵ月半」が合わせて全体の四分の三で、残りの人もほとんど「2〜3ヵ月以内」に自宅に戻るようです(図表1-2)。

図表1-1 産後1ヵ月間をどこで過ごしたか
図表1-2 自宅以外で産後を過ごした期間
 

続いて「里帰り派」、「自宅派」それぞれにその選択理由をたずねると、「里帰り派」では「一人では不安、体を休めたい、ゆっくりしたい」という声が最も多く(34人)、次いで「人手がある」(12人)、「夫は仕事が忙しい、単身赴任中」(11人)など夫の協力が得られない、また「帝王切開だったので」「双子で大変なので」(7人)といった理由が続きました。中には「両親からの勧めに応じて」(6人)と答える人もいました(図表1-3)。
一方「自宅派」は、母親が亡くなっていたりして「実家に頼れない理由がある」(9人)、「実家が遠い」(5人)などの理由が多く、「夫婦・新しい家族の結束を重視して」という積極的な選択理由は5人にとどまりました。祖父母世帯からの引力もあいまって里帰り志向は親世代・子世代双方の意識にまだまだ根強く残っている様子が見られました。

図表1-3 里帰りor自宅を選んだ理由

産後の家事・育児は社会的支援より実母だのみ

産院から戻ってすぐの家事や育児をだれがしていたかを聞きました。「育児」では全員がまず「本人」と答え、続いて「実母」(64人)、「夫」(24人)の順でした(図表2-1)。
「家事」では「本人」が33人と三分の一の割合に減り、「実母」(84人)が最も多く、以下は「夫」(14人)、「義母」(12人)の順です(図表2-2)。
「自宅派」の場合も夫以外の人の手伝いがなかったのは3人のみで「里帰り派」に比べると期間は短いものの実母や義母の手伝いを得ています。以上のように家事に育児に実母が大活躍している様子、そして親の助けをかりて育児生活をスタートしているママたちの姿が見えます。しかし中には実家に帰ったものの実母が働いているので昼間は家事・育児を一人で担当したママもいて全面的に甘えられない状況も少なくありません。

支援サービスを知っているが、利用者はまだ半数

図表3-1 出産後1ヵ月に家事・育児支援サービスを利用したか 図表3-2 出産後1ヵ月間に利用した育児支援サービス

各自治体では保健センターの新生児訪問をはじめ、ファミリーサポートシステム、産後支援ヘルパーなどのサービスを提供しています。今回の調査では自治体や民間などの家事・育児支援サービスを利用したことがある人の割合は図表3-1に示した通りです。「利用した」人は53人と約半数に達していましたが、その一方「知っていたが利用しなかった」人も30人と少なくありません。「知らずに利用しなかった」のはわずか17人でした。8割のママたちは家事・育児支援サービスのことを知ってはいますが全員が「即利用」するとは限らないようです。
では利用した53人は具体的にどんなサービスを使ったのでしょうか。利用度の高い順に「保健センターの新生児訪問」(42人)、「産院の2週間健診・相談」(17人)、「公的機関の電話相談」(6人)となり、「その他」(12人)では「エンゼル110番」ほかの「民間の電話相談」をあげる人も多く、「民間の産褥シッター」を利用し家事支援を受けた人が2人でした(図表3-2)。内容としては育児支援がほとんどで家事支援は少ないという結果です。

新生児訪問を利用した結果、「母乳について何もわからなかったので相談できて安心した」(3ヵ月、29歳)、「小さく生まれたので心配だったが体重を量ってもらえ安心できた」(2ヵ月、27歳)、「赤ちゃんの顔の拭き方とか、オムツかぶれの処置の仕方を具体的に教えてもらいとてもよくなった」(3ヵ月、22歳)などトラブル解決につながったケースもあります。また「赤ちゃんのいる環境を実際に見てもらってよかった」(5ヵ月、35歳)、「1時間保健師さんと話ができ私の気分転換になった」(1ヵ月、29歳)という声も聞かれました。
これらの外部支援サービスが役立ったかという質問(ただし複数回答あり)には53人中45人が「役立った」と答えました。反対に「役立たなかった」(11人)という中には「来てくれた人によるかもしれないが自分の求めている答えをくれなかった。話はよく聞いてくれたが相づちばかりでピタッとくるアドバイスがなかった」(2ヵ月、35歳)など対応への不満の声も一部聞かれました。
「知っていたが使わなかった」(30人)の理由では母親がいたので「必要なかった」(17人)と答える人が多かったのですが、「使い方がわからない、一般的ではないので遠慮した」(4人)や「忙しいうちに時期を逃してしまった」(3人)という答えもありました。民間サービスについては「費用が高いので気軽に使えない」(2人)という声が聞かれました。

 

新生児期に不安を感じるママは9割

図表4-1 出産後1ヵ月間に不安になったことがあったか 図表4-2 新生児期に心配なこと

以上のように現在多くのママたちは実家の力を借りて育児をスタートしているのですが、出産後1ヵ月までに育児に不安を感じたかという問いに対して「不安があった」と答えた人は9割弱にものぼっています(図表4-1)。
「不安があった」87人に具体的に不安だったことをあげてもらったところ、「授乳」(36人)と答える人が最も多くなりました(図表4-2)。
授乳量、授乳間隔、母乳に関することはママにとってはじめての難問なのでしょう。
続いて「赤ちゃんの睡眠」(17人)や「泣くこと」(15人)があがりました。 「寝ない子でいつもおっぱいをあげていた。私も睡眠不足でフラフラだった」(4ヵ月、31歳)、「泣くたびに心配になってしまった。このまま死んじゃったらどうしようと不安だった」(5ヵ月、38歳)という人もいました。また、「自宅に戻ってから泣いたり吐いたりする度に病気ではないかと心配でマタニティーブルーになってしまった」(3ヵ月、30歳)などと精神状態を含めた「自分の体調」に不安を感じた人(17人)もあり、「赤ちゃんは毎日変わっていくので心配はつきない」(3ヵ月、22歳)と「すべて」を不安に感じた人(13人)も少なくありませんでした。

 

望むのは専門家による頻繁な訪問相談。家事支援サービスにも期待!

このようなママたちの不安を反映してか、「今後あれば使いたいサービス」のトップには「専門家によるより頻繁な(=1回だけでない)新生児期の訪問、相談」(40人)があがりました(図表5-1)。「専門の方が来てくれると安心。母は経験だけなので今の育児とずれていることもある」(8ヵ月、22歳)、「一人目はわからないことが多いので、1週間に1度くらいの割合で保健師さんに赤ちゃんを見に来てほしい」(2ヵ月、36歳)など「訪問回数を増やしてほしい」という希望が多くありました。

図表5-1 今後あれば使いたいサービス

図表5-2 望まれるサービス提供者

また現状では利用者は少なかったのですが家事支援サービスへもかなりの潜在的需要がありそうです。「自宅に帰ってからの家事援助」(16人)とくに「調理やお弁当宅配」(9人)を望む声があがりました。実際、赤ちゃんが1ヵ月半になるまで毎日民間の産褥シッターを頼み沐浴、洗濯、料理をしてもらった人は「やはり自宅が一番くつろげるという人が多いはず。これからはこういうサービスを利用する人が増えると思いますよ」(6ヵ月、40歳)と力説しています。次子出産時は自宅で過ごしたいという人も少なくなく、その場合は「上の子の世話」(6人)をしてほしいと言う声も多くあがりました。
サービス提供者としてどこがいいかという質問には「公的機関」(48人)を望む人が最も多くなりましたが、次いで「民間企業」(25人)をあげる人も多くいました(図表5-2)。また、満足のいくサービスを提供してくれれば「どこでも良い」(5人)という声も聞かれました。「公的機関」を選ぶ理由としては、「安心、信頼感」(24人)と「利用コストが安い」(9人)が多い一方で、民間サービスは「有料なので割り切って使える。きめ細かいサービスが期待できる」(8人)という点で高く評価されたようです。

 

今回の調査では「里帰り文化」がまだまだ根強く残っている実態が浮き彫りになりましたが、今後は出産後は自宅で育児スタートするママたちも増えてくるように思います。「私が高齢出産ということは実母も高齢。里帰り中に母がダウンしてしまい早々に切り上げて帰ってきた」(38歳、2ヵ月)、「実家には仕事が忙しい姉がいてかえって気苦労が多く1日で自宅に引きあげた」(29歳、1ヵ月)という声もあり、実家の援助に頼れない状況も出てきているようです。
今後、産後の育児・家事支援サービスがより広がり定着すれば「親族中心の子育て」から「ゼロ歳から社会がサポートする子育て」へと社会全体の子育て意識も変化していくのではないでしょうか。さらに「自宅派」が増えれば新生児期からパパが自然と育児や家事にかかわり、夫婦の協力体制がより強まることにもつながることと思います。

〜産後サービスの使い勝手は?−ママたちの本音トークー〜

  • 話を聞きに来てくれたり相談がすんなりできるシステムがあるといい。保健センターに突然電話してもすぐには相談できなかった。そうこうするうちにこちらは電話をするのもためらってしまう。(30歳、5ヵ月)
  • 産後で軽いうつ状態になっていた時、訪問してくれた保健師さんに受診を勧められたが、「次があるから」と言って30分で帰ってしまった。じっくり話しを聞いてほしかった。 (19歳、3ヵ月)
  • シッターサービスを区でもやっているようだが頼みづらい。かなり困った状況じゃないとダメなのかなと思ってしまう。だれでも気軽に使えるように広報することが必要では?(28歳、10ヵ月)
  • 家事援助や育児の訪問相談を区がやってくれれば少子化対策につながると思う。でも現実には公的な産後のフォローは手薄。新生児訪問を利用したくて問い合わせたところ「お母さん(実母)が来てくれているのならば行くのは少しあとになる」と言われた。また私は母乳のことを聞きたくて助産師に来てほしかったが、「助産師訪問は有料で予約制」と言われ、結局断った。(35歳、1ヵ月)
  • 公的サービスなら「みんなが使っていいんだ」という暗黙の了解があって誰にも平等なので堂々と使える。民間だと「あの人はシッターを使っている」と言われそうで周囲の目が気になってしまう。(27歳、6ヵ月)
  • 市から1時間1000円出せば来てくれるヘルパー制度があるので2、3回頼んだが、年配の人だったので「あれして、これして」と頼みにくかった。民間のほうがヘルパーさんの指定もできそうだし、割り切って頼みやすいかなあ。(40歳、6ヵ月)

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